みんなで楽しむ里山のビオトープづくり体験 〜はじめに〜
寒河江市の慈恩寺太郎地区は、以前は里山の丘陵地として山林は整備され、田畑にはいろんな農作物が作られており、地域の人たちの生活に大変役立っていました。
しかし、田畑を受け継ぐ若い人が減ってしまったことで、高齢となった生産者は耕作を続けること
ができず、耕作されない田畑がたくさん増えてしまいました。
そのため山林や田畑は荒れ果ててしまい、それまで豊かだった「生態系」※ が崩れてしまったのです。
慈恩寺地区は『ホタルの里』として市内でも有名なホタルの観賞エリアでしたが、生態系が崩れてしまったことで、ホタルの姿はほとんど見られなくなってしまいました。
私たちグラウンドワーク寒河江は、慈恩寺で再びホタルが舞う姿を見ることができるように…
豊かな生態系を取り戻し、その環境を守っていくために「寒河江慈恩寺ホタルの里プロジェクト」という活動を行っています。
※生態系 地球上には 1,000万以上の種類の生き物がいると考えられており、ひとつひとつの生き物は他の生き物と関わり合いながら生きています。
そうした生き物たちと、それらが生きる自然環境をあわせて「生態系」といいます。