グラウンドワークのはじまり

1980年代はじめ、鉄の女こと"サッチャー首相"時代にイギリス国内の地域社会の衰退を背景に「行政・住民・企業がパートナーシップを組み、地域環境の改善を通して、経済および社会の再生を図り、持続可能な地域社会を構築すること」を目的にグラウンドワークが生まれました。

日本では1990年代に静岡県三島市などでイギリスにならった地域活動改善活動が始まり、東北では1990年代後半に山形県寒河江市において寒河江型グラウンドワークとして公園整備などの活動が行われました。
1999年にはNPO法人グラウンドワーク寒河江の前身である寒河江研究会が設立され、その後2006年に法人格を取得し、地域環境改善活動は基より、環境教育活動、まちづくり団体への支援活動などを展開し現在に至っています。

グラウンドワークのパートナーシップ

地域住民・企業・行政が連携し同じ立場で活動を実践する組織を形成します。
それぞれが得意とする分野で協力し、パートナーシップを組むことにより、地域の環境改善が継続的に行われ、結果として持続可能なコミュニティが構築されます。
そのお手伝いをするのがNPO法人グラウンドワーク寒河江なのです。



グラウンドワークの効果

地域住民にとって

地域環境を改善することができ、自らの地域にボランティア参加することで、愛着と満足を得ることができます。
また、新しいコミュニティ形成にもつながります。

企業にとって

グラウンドワーク活動に参加することで地元住民からの信頼を得ることができ、CSR活動として地域へ貢献することができます。
また、企業の人材育成にもつながります。

行政にとって

経費の低減はもとより、地域との連携を図ることができ、より地域に密着して効果的なまちづくりができます。
また地域住民の意識把握にもつながります。

グラウンドワークのネットワーク

山形県、東北、そして全国に多くのグラウンドワーク活動団体があり、ネットワークを構築して情報交換を行い、ノウハウを共有しております。
農林水産省、環境省、国土交通省、総務省が主務官庁である財団法人日本グラウンドワーク協会において、NPO法人寒河江は数あるグラウンドワーク活動団体の中で認定団体として認知されています。